まずは、今回購入を考えるにあたって、どのような希望があるのか整理しておきましょう。希望のエリアはどこなのか？、どのくらいの予算で考えているのか？こんな設備が欲しいなども、ご家族皆さんの意見は意外とバラバラです。希望をすべて叶える不動産があればベストですが、そうでないことの方が実際には多いです。そして、皆さんの希望をすべて叶えるような不動産は他の方々にも魅力的に映るはずです。そうなると、購入を悩んでいる間に他の方が購入するなんてことも起こってしまいます。そうならないように、購入に対しての希望優先順位はあらかじめ話し合っておくことが重要です。
不動産の購入は不動産会社に相談するのが一番手っ取り早く、そして確実な方法です。希望条件を考えている時に物件情報なども参考にされていたのかと思いますが、実際の相場や、売却状況などは自身の情報収集だけではわからなかったところも多かったのではないでしょうか。不動産会社は希望条件や予算に応じて提案してくれるので、検討の幅も広がります。弊社も宅地建物取引士が、ご希望の条件や予算に応じてご提案させていただきます。土地や建物の購入に関して不安な点や不明点などのご相談にもしっかりと丁寧に対応させていただきますので、お気軽にご相談ください。
不動産の購入は一般的には住宅ローンを組んで購入します。不動産の購入には、インターネットなどに掲載されている物件の価格だけでは実際に購入することはできません。購入代金以外に仲介手数料や不動産登記費用、各種税金にお引っ越し代金なども必要になります。不動産を買う予算として考えている金額にはこのような費用を含めていない方が多いと思いますので、その点もしっかり考慮するようにしましょう。また、ご家族の方から購入するための費用を贈与してもらうこともあるかと思いますが、早めにご相談しておきましょう。
インターネットなどに掲載されている物件や不動産会社に提案してもらった物件の中で気になった土地や物件があれば、実際に現地で見学してみましょう。間取り図や写真だけでは思ってたよりも小さく感じたり、室内が意外と暗かったりなど気づかない点もあります。また、バス停から徒歩○○分と書いていてもそれは地図上の距離であって、実際には坂だったなんてことも現地でないと気付かない点だと思います。実際に住んでみてのイメージもしっかりと持つことができるので可能な限り、物件の見学はしておきましょう。
物件を見学して、購入を決めたら購入申込書を記入して物件購入の意思表示を行います。購入申込書を記入した時点で購入できることが確定するわけではありませんのでご注意ください。記入いただいた購入申込書をもって不動産会社が売主様に購入希望の旨お伝えし、売主様が承諾すると契約内容の詳細を調整していきます。このときに、住宅ローンでの購入を考えている方は、住宅ローンを利用する金融機関に住宅ローンの仮審査を申し込んでおきましょう。契約後の住宅ローンの申し込みがスムーズに進めることができます。
・重要事項説明 購入申込書を提出し、契約条件の確認後、不動産会社の宅地建物取引士より購入する物件に関する重要事項の説明を受けます。重要事項の説明では、物件の状態、水道などの供給状況、付帯設備、物件に対する告知事項などの説明を受けます。重要事項説明の内容を理解しないままに契約をすると、思わぬトラブルに遭遇するケースもございます。一生モノの買い物をするわけですから、わからないことがあれば必ず不動産会社に質問するようにしましょう。
・売買契約の締結 重要事項説明でご納得いただきましたら、売買契約書に売主様・買主様双方より署名・捺印を行います。契約時に必要な書類があるため事前に不動産会社に確認を取っておき、取得するようにしましょう。
■契約時に必要なもの ・印鑑(実印が望ましい) ・本人確認書類(免許証・パスポート等、顔写真が付いているもの)※コピーを取らせていただきます ・売買契約書貼付印紙または印紙代 ・手付金・仲介手数料などetc… ※物件によってその他に必要なものが異なります。
不動産売買契約は、取引の内容や当事者の権利・義務を明らかにし、契約の成立を目的としています。そのため、不動産売買契約の締結後は契約書記載内容に基づいて売主様・買主様双方が権利や義務を履行しなければなりません。違反すると違約金の発生となる可能性もあるため契約後は速やかに手続きを行いましょう。また、このとき手付金などの一部支払いが発生しますので、予め準備をしておきましょう。
住宅ローンを利用する場合は、売買契約後に金融機関で住宅ローンの申し込み手続きを行います。選択する住宅ローンの種類やプランによって申込時に必要な書類も変わってきますので、契約する金融機関や不動産会社に必要な書類について確認を取っておきましょう。住宅ローンを申し込む時期によって変動はございますが、仮審査が終わっている場合はだいたい7日～10日前後で住宅ローンの申し込み結果が金融機関よりご連絡が入ります。
自己資金での購入または住宅ローンの承認がおりましたら、売主様に残代金を支払い、物件の引渡しとなります。基本的に決済は平日におこなうため、売主様・買主様双方のご都合がよい日時を指定し残代金の支払いを行います。このときに所有権移転登記手続きも同時におこなって引渡しとなります。
■決済時に必要なもの ・実印 ・住民票 ・印鑑証明書 ・本人確認書類(免許証・パスポート等顔写真付きのもの) ・金融機関通帳 ・残代金及び諸手続き費用 ※これら以外にも必要な書類等ございますので、不動産会社に確認しておきましょう。
引渡し後、引っ越し・入居となります。今まで住んでいるお家が賃貸住宅だった場合は、引渡し日に気を付けるようにしましょう。また、入居の翌年には住宅ローン控除申請が確定申告で必要ですので忘れないようにしましょう。
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